ビルベリーの栄養成分

ビルベリーを含むブルーベリーの話が出ると、とかくその色素成分であるアントシアニンのことばかりが取り上げられがちです。しかし、ビルベリーの栄養はアントシアニンだけなのかというと、そんなことはありません。アントシアニンはあくまでもあの青紫の色を出す色素成分であり、ビルベリーには他にも栄養成分が含まれています。ここでは、ビルベリーに含まれる栄養についてお話しましょう。

 

豊富なミネラル
ビルベリーには、果実にミネラルが含まれていますが、特に他のブルーベリーに比べて多いのが亜鉛とマンガンです。亜鉛といえば、男性の精子の産生に関係するとか髪の健康に影響するなどといわれますが、実は他にも多くの役割を果たしています。例えば、人間の生命をおびやかすほどの影響では、DNAやたんぱく質の合成に関係する成分だというのに注目です。

 

DNAは正しく働かないと細胞に異常が発生する可能性があり、人体はたんぱく質が20%程度を占めているため、不足すると全身の異変を招きかねないのです。免疫や糖の代謝などにも関係しているくらいですから、亜鉛がいかに体に必要な成分か想像がつくでしょう。

 

一方、マンガンは他のミネラルと結びついて骨を強化する働きを担っています。アントシアニンなどと共に、活性酸素を除去する力も持っています。つまり、ビルベリーの栄養成分で優れているのは、アントシアニンだけというわけではないのです。

 

アントシアニンの種類
アントシアニンには、何百もの種類があるといわれています。ブルーベリーのような青紫色もあれば、赤タマネギのような赤紫色、アジサイやパンジーのような紫色、バラのような赤色やオレンジ色もアントシアニンによる色素作用です。

 

中でも、ビルベリーに含まれるアントシアニンは、15種類ほどもあります。そのため、他のアントシアニンを含む食品よりも複雑で濃厚な色が出せるのです。アントシアニンは大地に含まれるミネラルと反応して色を生み出すので、野生種のほうがよりアントシアニンの要素が強く出てくるのでしょう。